佐渡ロングライド210
コース紹介
挑戦! 日本一の島
CYCLESPORTS
サイクルスポーツチャレンジレポート
サイクルスポーツ編集部が日本中のサイクリストが発信しているツイッターのなかで「佐渡ロングライド」をキーワー ドに検索したツイートをリアルタイムで紹介します。
※佐渡ロングライド210の公式ツイッターではありません。
10周年記念大会に乗り遅れるな!

5月に佐渡で開催される日本最大級のロングライドイベントは10周年記念大会。
まずはエントリーに乗り遅れるな!

開催地●新潟県佐渡市
主催者●佐渡市スポーツ振興財団/佐渡市/佐渡観光協会/スポーツニッポン新聞社/佐渡汽船
問い合わせ先●佐渡市スポーツ振興財団 (佐渡ロングライド事務局)TEL:0259-67-7510
text●サイクルスポーツ・名村雄一 photo●山内潤也

Congratulations! 10th Anniversary
2006年に第1回大会が開催された「佐渡ロングライド210」は、2015年に記念すべき10周年大会を迎える。第1回の2006年大会では出走者933人だったが、回数を追うごとに人気が高まり、2010年には出走者数が3043人に達した。今では、ワンデーで日本最大規模のロングライドイベントにすっかり定着した。

コースは距離別に4つ設定されている。島を一周する一周210kmのAコース、半周130kmのBコース、両津をフィニッシュとする100kmのCコース、相川まで往復40kmのDコース。信号は数えるほど、幹線の国道350号線を除けば交通量も少ないので、ストレスフリーで走れる。

佐和田からスタートして、57km地点で待ち構えるのが名物の「Z坂」。英文字のZ状に上る最大勾配11%・標高差130mの難所。坂の途中からは、走ってきた外海府海岸のパノラマが広がる。その先、海から屹立(きつりつ)する巨岩、大野亀へ至る道も絶景続き。早朝スタートでは、着物姿で並んだ旅館の女将(おかみ)に見送られ、フィニッシュでは、大会名物のMCに〝お帰りコール”で迎えられる。

島へのアクセスも心配無用。クロネコヤマトの自転車宅配サービス、島内の参加者用シャトルバス、首都圏発のバスツアー、JRの臨時夜行列車など参加しやすいシステムが完備している。
目的別に選べるコースを設定
コースマップ
コースマップ
Aコースプロフィール
コースプロフィール
Aコースプロフィールとコースマップはクリックすると拡大します
佐渡の海岸線を時計回りに12時間以内で1周する人気コース(※1)。このコースに参加するには、過去5年以内の100㎞以上のサイクリングイベント完走の申告が必要。フィニッシュの制限時刻は18時。
島の北側、大佐渡の一周コース。岩肌に刻まれた「Z坂」と一枚岩の大野亀を巡るダイナミックなシーサイドを満喫し、里山と田園の一本道、国仲のコースを走る。フィニッシュの制限時刻は16時。
佐和田からスタートし島の北側を走り両津弁当ステーションでフィニッシュ。大会当日に両津港から新潟航路のフェリーに乗船できる。当日余裕をもって帰りたい人に最適。フィニッシュの制限時刻は13時30分。
家族でも楽しめる観光とグルメコース。相川AS(エイドステーション)で自転車を預け、佐渡金山などの観光&グルメへ。観光後は相川から来た道を走り佐和田へ戻る。フィニッシュの制限時刻は14時。

※1:210kmのAコースは、さらに3つに分かれる。A1コースは7~8時間で完走できる人、A2コースは9~10時間で完走できる人、A3コースは11~12時間で完走できる人(以上、自己申告)。2014年大会は、A1→A2→A3の順に定員に達した

佐渡ロングライド210を満喫するための役立ち情報&アドバイス
エイドステーションエイドステーション(以下AS)にはオレンジ、バナナ、パン、おにぎり、飲料など補給食が用意さている。長居してしまいがちだが、通過制限時刻を意識して滞在時間を設定したい
コース場のトイレASのトイレは利用者が集中して混雑する。トイレの待ち時間を短縮したい人は、コース上に設置してあるピンク色ののぼりが目印のトイレを使用することをオススメする
サービスカー大会前日には、会場でメカニックサービスを実施。当日は、ツール・ド・フランスのように黄色のマヴィックカーとモトマヴィックがメカニックサービスを担当。JCRCのメカサービスカーもコースを走る
ストレッチ新潟市内にあるアップルスポーツカレッジのトレーナー科学生がスタート&フィニッシュの佐和田、コース上の両津BSと小木ASでストレッチを実施。この大会の名物で、順番待ちになる人気
永井孝樹さん バイクショップ"ポジティーボ"
永井孝樹さん
2007年に店のお客さんが企画したバスツアーがきっかけでした。翌年から毎年バイクショップのピアチェーレヤマさんと一緒に50人前後で行くようになりました。予算は人数によりますが1人約4万円。佐渡の魅力は漁村が点在する海岸コースなので、情緒もあり自然を満喫しながら走れます。ふだん見られない景色があり、走り終わったあとに大勢でお酒を飲みながら佐渡を語るのが何よりも楽しいですね。行くのが毎年楽しみです。
藤下雅裕さん〝クマさんのバイク専科"主宰
藤下雅裕さん
210kmコースは、どこかで吹く向かい風、Z坂や大野亀坂の上り、14~15%の激坂などの難関があります。元気に完走が目標なら、フリーのローギヤに28Tとか32Tをセットします。中盤までの上り坂で”踏み踏み”のペダリングをして筋肉疲労しないよう軽めのギヤ比で上れて、終盤の激坂もクルクル回して確実にクリアするためのお守りです。このギヤを使わないで上れればいいのですが、距離が長く予想以上に疲労するので、付けていてよかったと思いますよ。
新造高速カーフェリー「あかね」
新造高速カーフェリー「あかね」

本州から佐渡へのアクセスは佐渡汽船による3つの航路。ジェットフォイルとフェリーが運航する新潟ー両津航路、4月27日(月)から新造高速フェリー「あかね」が就航して片道100分(予定)に短縮される直江津ー小木航路、高速船が運航する寺泊ー赤泊航路の3つ。フェリーは完成車状態でも自転車を運べるが、ジェットフォイルと高速船は輪行袋に収納して運ぶ。両津港から会場までは、便利な自転車輸送トラックとシャトルバスが利用できる(参加者専用で予約制)。JRの臨時列車と首都圏発で会場まで乗り換え不要のバスツアーも催行される
橋本康士さん 佐渡市スポーツ振興財団
橋本康士さん
大会主催者である佐渡市スポーツ振興財団の橋本康士さんによれば、前回大会の参加申し込み状況は次のとおり。2014年は2月3日(月)から募集を開始し、A1コース(※1)は2月27日(木)、A2コースは2月28日(金)、A3コースは3月12日(水)、BとCコースに関しては2月18日(火)、Dコースは3月7日(金)に募集締め切りとなった。大人気の大会なので、10日以内の申し込みをお勧めする
サイクルスポーツ3月号 ※このページは自転車専門誌「サイクルスポーツ」の協力を得て
同誌2015年3月号の記事をベースに制作しました。
サイクルスポーツ公式サイト