開催日●2013年5月12日(日) 開催地●新潟県佐渡市
主催者●佐渡市スポーツ振興財団/佐渡市/佐渡観光協会
スポーツニッポン新聞社/佐渡汽船
特別協力●JKA
text●本誌・志磨子 photo●山内潤也
※このページはサイクルスポーツ2013年7月号掲載記事を元に構成されています。
「えっ……? 私、ホントに走るんですか?」
生涯最長ライド距離70kmのサイクルスポーツ誌・志磨子がまさかの210km挑戦!
佐渡は私にほほえんだのか、それとも恒例の号泣か……。
スタート!……フィニッシュが見えた。ゲートの向こうの夕日がまぶしい。あと少しで210kmが終わる。カメラマンの姿が見えた。みんなが待ってくれている。DJの「おかえり~?」の声に涙が止まらない。あぁ、あたし走りきれたんだ……。

大会前夜、緊張と不安でよく眠れなかった。うつらうつらしながら起床時間を迎えたけど、一晩中そんな夢を見ていた。
そう、「夢」。現実はそんなに甘くない。

競輪補助事業の一環として開催される佐渡ロングライドは今年で8回目。じつは私、第3~6回大会にはスタッフとして参加していたのだ。という縁もあって、今年の佐渡ロングライド参加が決定。コースは40km、100km、130km、210km。自分の力に応じて選べるのがいいところ。でも、毎年参加している本誌はこれまで全員が210kmにエントリー。なので、今までの最長記録は昨年の本誌"俺チャレ"で走った70kmほどの私も、取材のため特別にエントリー。

前日の雨は上がり、日中は晴れ予報だが、朝はまだ曇り空で寒い。長ソデ、レッグウォーマーは必須だ。スタート15分前、ジェルを胃に流し込む。スタートフラッグが振られ「カチッ」という音が続く。210kmが始まった。
今年からコース変更により最高標高差の激坂出現?

●コース変更により、素浜AS手前の坂がきつくなった。最初の坂は0→170mの一気上り。ガーッと上って、ガーッと下る。残り50kmを切ってからの激坂3連チャンは、心にも体にもキツい……。が、ここを乗り切れば、ゴールまではあと少し!

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