コースガイド

佐渡島一周210kmを走るスポニチ佐渡ロングライド210

毎年3,000名以上の参加者が自転車で佐渡を駆け抜ける

今年で14回目を迎えるビッグイベント

ここでしか出会えない絶景やグルメを求めて参加する
リピーターも非常に多いロングライドだ!

開催地●新潟県佐渡市 主催者●佐渡市/佐渡市スポーツ協会/スポーツニッポン新聞社/佐渡汽船 問い合わせ先●佐渡市スポーツ協会
楽しみ方はあなた次第! 4つのコース設定
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Aコース 210km
ぐるり一周「サドイチ」に挑戦!
大満足間違いナシの人気コース

スタート地点の佐和田から海岸線に沿って時計回りに島をぐるりと一周する全長210kmのロングコース。佐渡の素晴らしい風景をすべて堪能、コース上に設けられた7つのAS(エイドステーション)をすべて通る。距離が長いだけでなく後半にもきつい上りがあるため、完走するためには十分な体力と慎重なペース配分が必要。Aコースにエントリーするためには過去5年間に佐渡ロングライドA?Cコース、またはその他のサイクリングイベントで100km以上を完走した実績が必要。さらに例年参加人数の多いAコースは、スタート後の混雑緩和と安全のため参加者の脚力によって3クラスに分かれており、申告タイムによって振り分けられる(詳しくは大会概要参照)。Aコースは午前5時30分にスタートし、午後6時までにゴールすれば見事完走となる。

Bコース 130km
「大佐渡」を一周するコース
佐渡の海と内陸の風景を満喫

Bコースは島の北側半分を指す「大佐渡」を巡る130kmのミドルコース。100 km地点の両津港付近でAコースと分かれて内陸部に入り、島を横断してスタート地点の佐和田にゴールする佐渡半周コース。島の北部を半周といっても「大佐渡」には佐渡の景勝地が詰まっている。とくに、標高167mという巨大な一枚岩が海に突き出した大野亀の風景はまさに絶景。また海岸線の風景とは異なる島中央部の田園風景もお薦めだ。完走の制限時刻は午後4時。

Cコース 100km
「大佐渡」の魅力を堪能
ゴール地点便利な両津港

「大佐渡」を巡り、スタート地点から見て島の反対側にある両津BSでフィニッシュする100kmコース。初・中級者向けのコースだが、A&Bコースと同じように、そそり立つ最大勾配10%のZ坂や大野亀の絶景を堪能できる魅力的なコースだ。スタート地点の佐和田から荷物配送サービスがあるので、ゴール後に両津港からそのままフェリーに乗れるので便利。翌日早くから予定のある人も余裕で帰れるのが魅力。両津BSに午後1時30分までに到着すれば完走。

Dコース 45km
初心者・ファミリー向け
今年は楽しい体験付き!

Dコース
ぐい呑み、イカ一夜干し

佐和田をスタートしたあと、Dコースは途中からほかのコースとは別れ、佐渡金山方面を回って佐和田に戻る45km。初心者&ファミリー向けのこのコースでは毎回走り以外の楽しみも組み込んでいる、今年は「ぐい呑み絵付けコース」と「イカの一夜干し体験コース」が設定されている。またDコースのみタンデム車での参加も可能になっている。風景を見ながらゆったり走り、佐渡ならではの体験をして、佐和田に午後2時までにゴールすれば完走となる。

Dコースの詳しい内容はこちらのページをご覧ください。

■佐渡島を一周、 210kmを駆け抜ける

Z坂遠景

▲コース序盤に現れるそそり立つ壁「Z坂」。最大斜度10%の激坂だ

毎年3,000名以上のサイクリストが佐渡に集結する日本最大級のビッグイベント「スポニチ佐渡ロングライド210」。参加コースは距離別にAからDまでの4つのコースが設定されている。一番長いのは「サドイチ」、つまり佐渡島の海岸線をぐるりと一周する210kmのAコース。制限時間内に高低差のある210kmを走り切るにはかなりの体力と脚力を必要とするが、それだけに完走したときの達成感は格別だし、同時に佐渡の魅力も存分に体感できるコースになっている。

■激坂で知られるZ坂や景勝地の大野亀を走る大佐渡ルート

次に長いのが大佐渡(島の北側半分)を巡る(佐渡を半周する)Bコース。スタート地点の佐和田から100km地点、島の反対側にある両津まではAコースと同じルートを通るが、Bコースは両津から島の内陸部に入る。そして島の中央部に広がる国仲平野を横断、佐渡の田園地帯を進み佐和田にゴールする130kmのコースだ。

▲前方に見えるのが巨大な一枚岩、大野亀。大佐渡を代表する景勝地

Cコースは両津をゴールとする100kmのミドルコース。距離は短いがAコースやBコースと同じく檄坂で有名なZ坂や大野亀などの大佐渡の景勝地を走る魅力あるコースだ。ゴールしたあと両津港からそのままフェリーで新潟港に渡れるという便利さもCコースの魅力。

4つめのDコースは初心者やファミリー向けで、距離は45kmと軽いサイクリング感覚で参加できる。走り以外の体験コーナーが用意されているので初心者や小さな子供連れのファミリーでも楽しめるコースだ。

■チェックポイント毎の通過制限時間に注意して完走をめざそう!

各コースとも途中のチェックポイントでの通過制限時間をクリアし(Cコースを除く)、決められた時間内にゴールすれば見事完走となる。チェックポイントでの通過制限時間を過ぎるとリタイアになってしまうので、ペース配分には十分注意したい(右の「コース別・制限時間」を表参照)。

▲チェックポイント毎の通過制限時間に注意して完走をめざそう!

4つのコースのうち一番人気のあるのは最も距離の長いAコースだが、疲れの出る後半にもかなりの高低差があり難易度は高い。しかし、各AS(エイドステーション)で振る舞われる、豊かな日本海と、名水で名高い土壌で育てられた食材を使った補給食を楽しみに走っていると、自分でも意外なほど走れてしまう。

「スポニチ佐渡ロングライド210」では、ここでしか見られない絶景の中を体力の限りを使って走り抜けるという特別な時間を味わうことができる。

まだ佐渡の走りを体験していないサイクリストには、今年こそぜひチャレンジしてみることをお勧めしたい!

コース別・制限時間

Aコース
両津BS 12:00
多田AS 14:00
小木AS 15:00
素浜AS 16:30
フィニッシュ(河田小学校グラウンド) 18:00
Bコース
両津BS 13:30
フィニッシュ(河田小学校グラウンド) 16:00
Cコース
フィニッシュ(両津BS) 13:30
Dコース
相川AS 12:30
フィニッシュ(河田小学校グラウンド) 14:00
Z坂からの絶景

▲Z坂を登り切ると佐渡の美しい海を見渡せる

後半の激坂

▲Aコースの後半、厳しい坂が参加者の前に現れる

イベントは出走前日から始まっている! 楽しまないともったいない

佐渡への船旅は佐渡汽船でGO!

佐渡島までのアクセスは佐渡汽船で船旅を楽しもう。輪行袋に入れて乗船したりクルマごとカーフェリーで渡ったり、あるいは高速のジェットフォイル利用などルートはいくつか選ぶことができる。いずれのルートも事前の予約が必要となるので早めの準備を。

佐渡への船旅は佐渡汽船で

「EXPO」で豪華賞品をゲット

大会前日には受付会場においてEXPOが行われる。サイクル用品の買い物や最新バイクの試乗、メンテナンスコーナーなど多数のブースが出展するほか、特設ステージでは豪華景品がもらえるジャンケン大会も開催される。(写真は昨年、屋内で行われた前夜祭の模様)

EXPOで豪華賞品をゲット
いよいよ大会本番。制限時間をクリアし、めざせ完走!

佐渡の豊かな食材が目白押しのASグルメ

佐渡ロングライドが人気イベントである理由のひとつが、各ASに並ぶ佐渡産の食材をふんだんに使った補給食。おいしい水とひと手間かけて作られたお米をはじめ、蕎麦やスイーツなどどれも絶品。次のASが待ち遠しくてついついペースも上がってしまう!?

ASグルメ

万全のサポート体制でもしもの時も安心

後半のASには参加者の体を癒やしてくれるストレッチブースも設けられている。ロングライド後半は体に異状が出やすいものだが、疲れのたまった体をリフレッシュ!  ロードレースでもおなじみのマヴィックカーなど、イベント中は多くのサポートカーが参加者のもしもの事態に備えてコースを併走。

万全のサポート体制
完走に向けて、事前にチェックこれだけは!

もしもの時のためにも装備は万全に

当日の出走前の順番待ちや、少し長めのASでの休憩などに備えて、ウインドブレーカーを持参しよう。5月は温度変化が激しいシーズンなので、脱着しやすいアームカバーを付けるなど体温調節のためにウエアリングには工夫しよう。また、コースの途中でトンネルを走ることもあるのでライトのバッテリーもチェックも怠らないようにしよう。

装備は万全に

コースプロフィールや目標時間を確認

アップダウンの多い佐渡ロングライドでのペース配分は、平地を走るときのそれとは違ってくる。そこでコース上に設けられた各ポイント(通過時間の関門)を何時ごろに通過する必要があるのかを事前にチェックしておこう。走行中の体調変化やマシントラブルもあるかもしれないが、 ペース配分を把握しておけば余裕を持って走り続けることができるはずだ。

目標時間を確認
サイクルスポーツ

※このページは自転車専門誌「サイクルスポーツ」の協力を得て
同誌2019年3月号の記事をベースに制作しました。
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