大会史上最高にいい天気で開催された今年の佐渡ロングライド。
3000人もの参加者が集結するこの日本を代表するロングライドイベントに、
編集部一の貧脚を誇る江GO!が初挑戦する!
3000人もの参加者が集結するこの日本を代表するロングライドイベントに、
編集部一の貧脚を誇る江GO!が初挑戦する!
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豪華景品の当たる前夜祭

出展社のブースで掘り出し物を探したり出店で一杯なんていうのもアリ!
佐渡のプロ(⁉)見参!
競輪補助事業の一環として開催される佐渡ロングライドは、今年で7回目。210km、130km、100km、40kmと4つのコースがあり、僕が走るのはもちろん(?)210kmのコースで、制限時間は12時間。制限時間のあるロングラ イドイベントでは走ったことのない距離だ。不安な僕の前に救いの神が現われた。このイベントを知り尽くしている宮内忍本誌前編集長(以下、隊長)だ。不安な僕に隊長は言った。「直後に最後の厳しい坂が待ち受ける180km地点の素浜AS(エイドステーション)までは、とにかく脚を使うな! 上りは軽いギヤでただペダルをクルクルと回しているだけでいい」。了解です。
"ムチ"→"アメ"の佐渡
平坦な道が続く序盤の相川AS、入崎ASまでは、まさに海岸美の宝庫。夫婦岩、千畳敷など、自然が作り出した奇跡のような風景が目に飛び込んでくる。参加者に配られたコースマップには「海岸美に見とれないように!」と書かれていたのだが、それはムリでしょ(笑)。周囲の安全に気を配りながら、景色に見とれてしまいました。
コース上に設置されたトイレには助けられた。ASのトイレは混短縮のためにもぜひ利用しよう
40km地点の入崎ASを過ぎてしばらく走ったころ、突然トイレに行きたくなった。
なんとか岩谷口駐車場のトイレに駆け込む。スッキリした僕の目の前に立ちはだかっていたのが……Z坂だった。
クルクルと一心不乱にペダルを回しながらZ坂を上る。時速10km以下の激遅ペースでヒイヒイ言いながら上っていると、「いつも読んでます!」と後ろから声かけられた。しんどかったので、つい「いつもお世話になってます」と返事をしてしまったのはナイショだ。
長い上りではなかったことにも助けられて、なんとかZ坂を上り切る。ふと眼下を見下ろすと、吸い込まれそうな日本海の深い青。見事な海岸線の光景だった。上りで頑張ったあとの、佐渡でしか見ることのできないすばらしい景色。その感動はZ坂に続く難所、大野亀坂でも同じように味わえた。

共同参加した「C.O.G.」、「KOKOLOO」は東京・市ヶ谷のショップに集まるクラブ。「40数人全員で集団ゴールしたいです!」
東京から参加した小路剛宏さんと佐藤真里江さん。佐藤さんは昨年210kmを完走している。2人のジャージは彼女がデザインしたもの
